2008年4月アーカイブ

「ハローアーキテクト」

団体活動「都市再考会議幹事」

日時:2008年4月
主催:武田重昭

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紹介記事「写真家 河野太一―ファインダーの向こう側」
『Real Design 2008年4月号』、エイ出版社(2008年4月)

J+J House(2008)

プロジェクト名: J+J House
計画年: 2008年4月
計画地: 神奈川県、横浜市青葉区
備考: 林要次と協働

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二つのJ字型のヴォリュームを組み合わせることにより、閉じられているけれども通り抜けができる空間を生み出す。中央にアトリウム化された中庭があり、隣り合う各部屋は、中央の中庭と結びつく。エントランスと中庭、浴室と中庭、ガレージと中庭、リビングと中庭といった組み合わせによって、各空間は拡張される。中庭は複数の用途に用いられ、シンプルな形態の中に多様な空間が生み出される。

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Elevated Doma(2008)

プロジェクト名: 澄心寺庫裏計画
計画年: 2008年4月
計画地: 長野県上伊那郡箕輪町

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曹洞宗澄心寺の本堂横に建つ庫裏計画。庫裏内に一般の人が入れるコモンスペースをつくりたいという住職の要望にしたがって、プライベートスペースに螺旋状のコモンスペースを組み込んだ。自然な動線の流れを引き込むため、メガホンのように口の広くなったエントランスの土間から人々を誘い、外周部をめぐりながら、3階のホールへとゆっくりと上がる。庫裏外周を半周する階段部分からには、連続した開口部が外部に向けて空けられており、背後の緑豊かな山や裏庭、そしてゆったりと反り上がる大屋根を景色に取り込む。

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3階のホールは、かつて村のコミュニティとして機能した、伝統芸能などを催す場の「農村舞台」として用いることを想定している。ホールからは、緩やかな丘の斜面と街の風景が一望できる。1階と3階のホールを結ぶ導管によって、上階での人の様子、アクティヴィティ、空気、光、風、声、音、におい、ざわめきといったものが、下階に伝わり、人々の動きを誘う。

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プライベートな住宅の領域は完全に独立して用いることができるが、住宅部分と共用部分はホールで接し、必要に応じてどちらにも用いることのできる緩衝ゾーンとしてのテラスも用意されている。

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